サッカーの天皇杯は、12日の2回戦からJ1勢が登場となりました。J1首位の町田が大学生に敗れる波乱が起きる中、サンフレッチェ広島は、「これぞJ1」というクラブ史に残るゴールラッシュ。11得点を挙げました。
天皇杯2回戦(福山)
サンフレッチェ広島 vs. バレイン下関(山口県代表・中国リーグ)
カップ戦から中2日。サンフレッチェは、前の試合からスタメンを全員変更し、J5にあたる中国リーグのバレイン下関と対戦しました。前半7分。ドウグラス・ヴィエイラが自ら得たPKを決めて先制します。
26分には 青山敏弘 の縦パスに 小原基樹 がうまいトラップから冷静に決めて2対0。
3分後には小原の落としに 満田誠 。豪快なシュートを福山のサポーターに見せつけます。
1点を返されたアディショナルタイムには 柏好文 のクロスを小原、そしてドウグラス(2点目)がシュート。ヘディングが決まります。
さらに青山のスルーパスから満田(2点目)。前半を5対1で折り返します。
エンドが変わった後半6分に小原(2点目)が「自分の形を出せた」とこの角度からビューティフルゴール。
13分には 茶島雄介 のコーナーキックをドウグラス・ヴィエイラ(3点目)がヘディングシュート。今シーズンはけがもあり、ノーゴールが続いていましたが、初のスタメン起用でハットトリックをマークします。
その3分後、ブラジル人なら「俺を忘れるな」と途中出場のマルコス・ジュニオール。4200人を超えるサポーターにおなじみの “かめはめ波” を披露します。
35分には 野津田岳人 のシュートに当たった小原(3点目)が蹴り込んでゴール。24歳の小原は自身、プロ入り初のハットトリックを記録します。
その1分後、みんなが待っていた瞬間。ゲームキャプテンを務めていた青山。プロ21年目・38歳の研ぎ澄まされた右足の豪快なゴールは実に3年ぶりの得点でした。
サンフレッチェ広島 青山敏弘 選手
「来たボールを思い切り、ボールを見て、振り抜きました。ゴールの先にファンのみなさんが、サポーターのみなさんが見えたので、その姿がすごくうれしかったです」
44分にエゼキエウが締めくくりのゴールを決め、クラブ史に残る11得点。3回戦進出を決めました。(サンフレッチェ広島 11-2 バレイン下関)
あさって15日には中2日で公式戦でまだ青山が立てていないピースウイングでのリーグ戦が待っています。
青山敏弘 選手
「もっと努力しないといけないし、チャレンジしないといけないので、やり続けて絶対、あのピッチに立ちたいと思うので待っていてください。がんばります」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。