■サッカー強化試合 U23アメリカ代表 0-2 U23日本代表(日本代表12日、米カンザス州カンザスシティ)

パリ五輪代表発表前で最後の強化試合となったU23日本代表は、U23アメリカ代表に2-0で快勝。前半6分に獲得したPKで藤尾翔太(23、FC町田ゼルビア)が決めて先制。後半には途中出場の細谷真大(22、柏レイソル)が追加点を挙げた。

U23アジアカップで優勝した日本は、8大会連続の五輪出場を決めている。

序盤から斉藤光毅(22、スパルタ・ロッテルダム)が積極的に敵陣に攻め込むと、ペナルティーエリアで浮かせたパスが相手DFの手に当たり、PKを獲得。藤尾が落ち着いてキーパーの逆を突き、先制ゴール(前半6分)を挙げた。

前半16分には斉藤がペナルティーエリア手前からミドルシュートも枠外。22分には自陣で相手シュートを山本理仁(22、シントトロイデン)が顔面でブロック。身体を張った守備もピッチに倒れ込み、担架で運ばれる。25分に川崎颯太(22、京都サンガF.C.)に交代となった。

前半40分、カウンター攻撃の日本は荒木遼太郎(22、FC東京)から最後は藤田譲瑠チマ(22、シントトロイデン)がシュートを放つも、わずかにゴール右。前半終了間際にアメリカのカウンター攻撃を受けるが、GK小久保玲央ブライアン(23、ベンフィカ)が前に出てクリア。前半1-0で折り返し、アメリカのシュートが1本に対し、日本は5本。

後半は斉藤に代わり平河悠(23、FC町田ゼルビア)、藤尾に代わって細谷がピッチへ。

早速6分にFKを獲得した日本は、キッカーの荒木が直接シュートで狙うも、相手キーパーが好セーブ。

だが後半24分には、斉藤のチームメイト・三戸舜介(21、スパルタ)がドリブルで駆け上がり、自らシュートを放つ。一度キーパーに弾かれるが、こぼれ球を細谷が押し込んで貴重な追加点を挙げた。

後半はアメリカに攻め込まれる場面も増えてきたが、前線の平河が戻ってクリアするなど、豊富な運動量でゴールを割らせず。終盤も危なげない試合運びで、2-0で勝利。

パリ五輪では1968年(メキシコシティー)以来56年ぶりのメダル獲得を目指す日本代表。グループリーグではパラグアイ、マリ、イスラエルと同じD組に入る。

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