■プロ野球交流戦 ロッテ5ー3ヤクルト(28日、神宮 5回降雨コールド)

侍ジャパンの井端弘和監督(49)が視察に訪れた28日、ヤクルトの長岡秀樹(22)が3号アーチを含む3打数3安打2打点の活躍で、初めての侍ジャパン入りへアピールした。

11月に行われる国際大会「プレミア12」に向け井端監督が視察に訪れる中、7試合ぶりに「3番・ショート」でスタメン出場した長岡。第1打席ではロッテ先発・小島和哉(27)の甘く入った初球のスライダーを捉え、ライトスタンドに3号ソロを叩き込んだ。1死一塁で回ってきた3回の第2打席では、ファウルで粘り5球目のスライダーをセンター方向に弾き返しタイムリー2塁打。第3打席も初球をレフト前に運び「甘い球を初球から、一発で仕留められているのでよかった」と猛打賞の手応えを語った。

これまで侍ジャパンに選出されたことはないが、2022年にはゴールデン・グラブ賞を獲得するなど守備力は申し分ない。課題だった打撃面も、今シーズンは全試合に出場し打率.300とリーグ3位の好成績を残している。「先のことなので、あまり意識はしてないです」とけむに巻いたが、“打てるショート”として覚醒間近のプロ5年目。日の丸を背負う日も近いかもしれない。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。