2025年の主食用のコメの生産量について話し合う岩手県などによる協議会が、12月19日に開かれました。
県内の生産量の目安は24万1700トン余りと目安の設定を始めた2018年以降初めて前の年から増加しました。

県やJAなどでつくる協議会では2018年から毎年、国の基本指針に基づいて主食用のコメの生産量や作付面積の目安を市町村別に定めています。

19日の会議では2025年県内で生産するコメの生産量の目安を2024年の目安より5700トン余り引き上げ約24万1700トンとすると決めました。

生産量の目安が前の年を上回るのは県などが目安の設定を始めた2018年以降初めてで、協議会ではコロナ禍で落ち込んだ需要の回復や民間在庫量の減少などが要因としています。

JA岩手県中央会農業担い手サポートセンター 山崎勉センター長
「岩手の生産という部分からも少しでも生産量が増えることは、すごく期待が持てる数字だと捉えています」

協議会では需要に応じたコメの生産を支えるとともに引き続き麦や大豆といった作物への転換支援も行っていくとしています。

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