阪急阪神ホールディングスは20日、代表取締役会長でグループCEOの角和夫氏が20日付で退任すると発表しました。
本人から健康上の理由により、辞任の申し出があったということです。
■代表取締役社長の嶋田泰夫氏がグループCEOに
阪急阪神ホールディングスによると、任意の諮問委員会である企業統治委員会において、グループCEOの後継者計画を策定し、後継者候補について議論を進め、後継者の選定について審議を行った結果、代表取締役社長を務める嶋田泰夫氏がグループCEOとして適任であるとの結論に至ったと発表しました。
■宝塚歌劇団の女性が死亡 株主から「角会長辞任」求める責任論など相次ぐ
阪急阪神ホールディングスをめぐっては、阪急阪神ホールディングスが運営する宝塚歌劇団で去年9月、宝塚歌劇団の劇団員の女性(当時25)が死亡しているのが見つかりました。
当時、代表取締役会長でグループCEOだった角和夫氏は、ことし6月の株主総会で株主に対して、「二度とこうした問題を発生させないよう、再発防止に全力で取り組んでいます」と改めて謝罪しました。
株主からは「会長辞任してください。このような組織は崩壊する」といった厳しい指摘や、経営陣の交代を求める責任論が相次いでいました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。