12月に入りクリスマスムードが高まる中、福井駅前にあるホテルには、個性的な5つのツリーがお目見えした。空き瓶や廃材などを利用した“サステナブル”なツリーだが、華やかな雰囲気からは高級感も漂う。

シャンパンの空き瓶を使ったクリスマスツリー
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福井県内から集めた素材でツリー製作

福井駅西口再開発ビルにあるホテル「コートヤード・バイ・マリオット福井」の3階のフロントで客を出迎えるのは、リボンの装飾やキラキラと輝くオーナメントが輝くゴージャスなツリー。

ツリーには空き瓶があしらわれている

実はこれ、シャンパンの空き瓶やレースの端材など、廃材を再利用して作られたサステナブルなツリーだ。持続可能な環境を目指すことを意識している一方、飾りやライトを多めに配置することで高級感を演出し、華やかな仕上がりになっている。

ツリーを手掛けた、ときわガーテンの水野恵さんは「クリスマスツリーを通してサステナブルを意識してほしいので、県内の素材を集めてツリーを作った」と話す。

フロアの雰囲気に合わせたツリーを設置

ほかにも各フロアの雰囲気に合わせた、4つのツリーが展示されている。

色も素材も様々なツリー

16階のロビーで、大ぶりな花が咲き誇っているかのようなゴージャスな輝きを放つのは「ペーパーガーデンツリー」。

装飾を裏返すと…広告なのが分かる

ピンクやシルバーの花の装飾を裏返してみると…新聞や広告をペイントしてあるのが分かる。

落ち着いた色合いの“山のめぐみ”ツリー

同じ16階のバー近くにある「サステナブル山のめぐみツリー」は、落ち着いた色合いでオーガニックな雰囲気が漂う。よく見てみると、松ぼっくりや剪定した枝、丸太などが使われている。

“海ごみ”の再利用で、きれいな海を表現

15階レストラン前にある「リサイクル海ツリー」には、越前海岸で拾われたプラスチックの“海ごみ”を再利用したオーナメントが飾られ、海の美しさを表現。ごみを捨てず環境を守る大切さを伝えている。

越前和紙の魅力もアピール

装飾のほとんどが越前和紙で作られている

4階イベント会場入口には、越前和紙で作られたツリーが飾られている。和と洋を兼ね備えた雰囲気と、和紙に包まれたやわらかな光からは、福井の伝統工芸の魅力がさりげなく伝わる。

コートヤード福井の牧江紀子さんは「日頃から地球環境に優しい取り組みを心がけていて、今回は色々な工夫が施されたツリーを用意した。ぜひ気軽に足を運んでほしい」と話している。

フロア雰囲気に合わせたツリーが設置されている

コートヤード福井のツリーはクリスマス当日の25日まで楽しむことができる。

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