クマが“呼吸”で眠りに誘う！？睡眠不足を科学で解消「スリープテック」が盛況【THE TIME,】

眠りが浅い…朝起きても疲れている…多くの人が抱える“睡眠の悩み”を解消してくれる、デジタル技術を使った商品やサービスが注目されています。

「スリープテック」って何？

寝具売り場を約3倍に広げ、10月から“睡眠専門コーナー”を開設したのは、『ビックカメラ』新宿西口店（東京・新宿区）。

枕だけで50種類以上！マットレスをはじめ快眠靴下・入浴剤・ナイトキャップなど睡眠に関連するグッズを幅広く取り揃える中、最近増えているのが…

『ビックカメラ』中津仁美さん：
「スマホでできるアプリなども増えて、“スリープテック市場”は相当伸びてきている」

スリープテックとは、「Sleep（睡眠）」と「Technology（技術）」を合わせた造語で、“デジタル技術で睡眠の質を改善するサービスや製品”のこと。
その市場規模は年々拡大し、2026年には175億円に達する見込みです。（※矢野経済研究所調べ）

“温めながらマッサージ”で眠りに…

人気のスリープテック商品を教えてもらいました。
まずは、体を温めることで寝つきを良くする「ねるまえほっとリフレ」（パナソニック/3万9600円）

つま先からひざ下まですっぽり入る袋状で、足先に温感ヒーターがついているので、足元から全身が温まります。

さらに、ふくらはぎから足首まで360度包み込むように揉みほぐしてくれるマッサージ機能付き！温めながらマッサージすることで血行が良くなり、ぐっすり眠ることができるといいます。

“耳を温めて”リラックス

湯たんぽのような温もりで耳を温めてくれるのは、ワイヤレスイヤホンのような形の「イヤラボ」（ドクターエア/9900円※イヤホン機能はありません）

耳には、自律神経など多くの神経が集まっているので、じんわりと温めることでリラックス効果が得られるといいます。
温度は38℃・43℃・48℃の3段階に調節可能。耳穴にフィットするので、周囲の音も遮断してくれます。

“呼吸のリズム”で眠りサポート

「おやすみグースピー　ミニ」（アテックス/1万1000円）は、クマやパンダがペタッと“うつぶせ寝”のかっこうをした背丈40センチほど、重さ約1kgの“抱き枕”。

この子をお腹の上にのせると…

THE TIME,マーケティング部　白木莉花部員：
「動いている。このクマちゃん呼吸しています！」

クマのお腹が膨らんで…しぼんで…と呼吸しているように動きます。
3秒吸って7秒吐く…
“寝るためにもっとも心地よい呼吸のリズム”をガイドしてくれるので、お腹の動きに合わせて呼吸するだけで眠りをサポートしてくれるのです。

つけるだけ“いびきが止まる”

「スノアサークルPlus」（ウェザリージャパン/1万5400円）は、いびき対策。

耳に引っ掛けて装着する小型のデバイスが、骨伝導センサーと音認識技術によっていびきを検知すると“振動”を発生させます。
いびきの主な原因は、のどの筋肉が緩み気道が狭くなることなので、振動で筋肉の緩みを引き締め、いびきを軽減させるというアイテムです。

“睡眠解析”ができるホテル

カプセルホテルの『ナインアワーズ』品川駅スリープラボ（Powered by NTT DATA）では、泊まるだけで自分の睡眠データが測定できちゃう「スリープテック」サービスが。

カプセルの天井に取り付けられたマイクが、いびきの音量や回数を集音。
シーツの下の体動センサーで、寝返りや心拍数を測定します。
途中で目覚める回数や睡眠効率、さらには睡眠時無呼吸症候群や不整脈などの病気のリスクも判定。
お値段は、1泊4900円からです。（※シーズンなどにより料金変動）

アイドル歌手を“叱る”安住アナ

スタジオでは乃木坂46の一ノ瀬美空さんが、パンダのグースピーを「かわいい～。動いた！」とギュッと抱きしめると、目を閉じて早速“お休みモード”に。
宇賀神メグアナが横で説明している間も、スヤスヤ…スヤスヤ…。

その様子に、安住紳一郎アナが「まさか、まさか、美空ちゃん？」、宇賀神アナも「立ったまま！？」と“驚いた風”の声を上げると、一ノ瀬さんはあわてて目をあけ“あ、寝ちゃった！”という表情。
どんな夢を見ていたのか聞かれ「かけっこしてました」と笑顔で答えると、すかさず安住アナから「ウソつくのもいい加減にしなさい！」とピシャリ。