快適な「空の旅」は誰がどのように支えているのか。子供たちが仕事の裏側を見て触れて、体験するイベントが長崎空港で開かれた。子供たちにとってはドキドキ、ワクワクの1日となった。
あちこちにポケモンが!
長崎空港の屋上にやってきたのはパイロット姿のピカチュウだ。突然の登場に子供たちは大興奮。
この記事の画像(16枚)11月30日、長崎空港で行われた航空会社「スカイマーク」のお仕事体験イベントには、15組30人の親子が参加した。
最初の見学は「ピカチュウジェット」だ。荷物を積み込む際は「ローラー車」という大きな車両を使っている。
子供たちは実際に機体側面の扉から貨物室の中に入ってみた。子供でも立ち上がることができないコンパクトなスペースに荷物が入っていると聞いて驚いた様子。
さらに、機体の下に向かうとポケモンの「タッツー」を発見!ファンにはたまらない演出だ。
ピカチュウジェットでは客席のいたるところがピカチュウやポケモン仕様になっている。
頭上ライトは「モンスターボール」。足元のコンセントを示す案内表示(ステッカー)や背もたれのヘッドカバー、ドリンクサービスの紙コップは「ピカチュウ」のデザイン。離陸前、着陸後の機内アナウンスにも「ピカチュウの声」が入っている。
コックピットで「パイロット体験」
機内でもとっておきの体験が待っていた。コックピットだ。
コックピットには数え切れないほどのスイッチやモニターがあり、すべてに気を配りながら操縦していることなどを教わった。「パイロットになるには2年から3年くらい勉強が必要」と話も聞き、乗客の命を守るパイロットの大変さが身に染みたようだった。
参加した小学4年生は「勉強をたくさんするところが大変だなと思った」と話し、孫と参加したという大人も「あまりにも押すところが多すぎて驚いた。パイロットに感謝」と労をねぎらった。
スカイマーク長崎空港支店のスタッフは「にこにこ笑って体験してくれているのを見るのが私が一番見たかった姿だったので、やってよかったなと思った。もっと飛行機を身近に感じてくれるようなイベントをスカイマークが企画していきたい」と話す。
乗客の心をくすぐる演出「水アート」
いま、長崎空港で話題になっているのが「水アート」。
ランプ整備課のスタッフが離陸直前、乗客を見送る際に「おむらんちゃん」などのご当地キャラクターや、「またこんね(またきてね)」「ぶじカエル」などのメッセージを空港の地面に水で描いているのだ。乗客の心をくすぐる「水アート」はSNSで話題になっている。
子供たちは「空の旅」が多くのスタッフに支えられていることを知り、これまで以上に「空の仕事」に興味がわいたようだった。
(テレビ長崎)
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