しずおかフィナンシャルグループ(FG)傘下の静岡銀行は5日、スマートフォンの公式アプリ「しずぎんアプリ」上で2025年4月から自動車税や固定資産税など地方税を納税できるようにすると発表した。納付書の2次元コードを読み取ると口座から自動で引き落とされる。利用者の利便性向上に加え、窓口業務の負担軽減も目指す。
23年4月からキャッシュレス推進の一環で納付書には「eL-QR」という統一規格コードが記されている。静岡銀はTISインテックグループの「ことら税公金簡易導入サービス」を活用しアプリ上で納税を完結できるようにする。
京都銀行や横浜銀行で導入実績があり、クラウド経由でソフトウエアを提供するSaaS(サース)形式のため費用を抑えられる点から選んだ。
静岡銀は店舗の統廃合を進める一方、リアル店舗に並ぶ顧客との接点としてデジタル対応を強める。送金や決済に加え、納税などの手続きもアプリに誘導し、店舗ではローンの相談やコンサルティングなど付加価値の高い業務の比重を高める。
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