阪急電鉄は、神戸線と宝塚線のダイヤ改正を来年2月22日に実施すると発表しました。
所要時間の短縮と、ラッシュ時間帯の混雑緩和などを目指すとしています。
■神戸線『朝ラッシュ』大阪梅田ゆき「特急」が「通勤特急」に変更 10両編成消滅
神戸線については、平日『朝ラッシュ時間帯』で大阪梅田ゆき「特急」が「通勤特急」に変更になります。
また「通勤特急」の始発駅は、神戸三宮駅から新開地駅に変更することで、神戸電鉄や山陽電気鉄道からの乗り継ぎの利便性向上を図るということです。
利用者の動向がコロナ禍前から変化していることを踏まえ、現在10両編成の「通勤特急」は8両編成に変更されます。
■塚口通過 新設の「快速」は全て神戸三宮発
神戸線の平日『夕方ラッシュ時間帯』については、「特急」を塚口駅と六甲駅に停車する「準特急」に変更して、この2駅の利便性を向上するとしています。
また、平日『朝・夕ラッシュ時間帯』共通で、「通勤急行」の停車駅のうち、塚口駅が通過駅に変わり、列車の種別も新設の「快速」に変更するということです。
新設の大阪梅田行き「快速」は全て神戸三宮駅発となります。
現行のダイヤでは混雑が「通勤特急」に集中していますが、神戸三宮駅発大阪梅田行きの「快速」を現行の「通勤特急」と比較して2本増やしたり、大阪梅田発西宮北口行き「急行」を13本増やしたりするなどして、阪急は『ラッシュ時間帯』の混雑緩和を目指すとしています。
■宝塚線「急行」の停車駅に曽根駅と岡町駅を追加した「通勤急行」を新設
宝塚線については、平日『朝ラッシュ時間帯』について、池田発大阪梅田行き「普通」を3本と、豊中発大阪梅田行き「普通」3本の出発順を入れ替えることで混雑緩和を図るということです。
また、平日『夕方ラッシュ時間帯』については、「急行」の停車駅に曽根駅と岡町駅を追加した「通勤急行」を新設。
大阪梅田発宝塚行き「急行」が「通勤急行」に変更になります。
この変更で、大阪梅田駅から宝塚駅までの所要時間は、変わらないものの、大阪梅田駅から曽根駅まではおよそ4分、大阪梅田駅から岡町駅まではおよそ6分所要時間が短くなるということです。
加えて、宝塚線では、大阪梅田方面から箕面線へ乗り換える際の接続列車が現行の宝塚駅行き「急行」から「特急 日生エクスプレス」および、雲雀丘花屋敷行き「急行」に変更となります。
石橋阪大前駅まで早く着く列車と接続させることで、箕面駅までの所要時間がおよそ3~4分短くなるということです。
上記の神戸線と宝塚線のダイヤ改正は、来年2月22日に実施されます。
■神戸線「快速」停車駅・・・大阪梅田・十三・武庫之荘~新開地の各駅
■宝塚線「通勤急行」停車駅・・・大阪梅田・十三・曽根~宝塚の各駅
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