日本特殊陶業(本社:名古屋市)は25日、東芝マテリアルの全株式を来年5月末に取得し、完全子会社化すると発表しました。取得額はおよそ1500億円です。
東芝マテリアルは電気自動車のベアリングや半導体向けのファインセラミックス製品に強みを持っていて、昨年度の連結売上高は345億円、純利益は33億円でした。
日本特殊陶業は主力の自動車エンジン向けの製品で世界的に高いシェアを誇りますが、自動車の電動化を見据えて新規事業に力を入れています。
東芝マテリアルの技術は日本特殊陶業が取り組む新規事業との親和性が高く、M&Aによる相乗効果が見込めると判断したということです。
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