生活用品大手のアイリスオーヤマが、瀬戸内市に工場と物流拠点をつくることになりました。高速道路網などが充実し物流で優位性を持つ岡山の強みが評価されました。
アイリスオーヤマの大山晃弘社長と瀬戸内市の武久顕也市長は11月14日、岡山県庁を訪れ伊原木隆太知事の立ち会いのもと、整備に向けた連携協定を結びました。アイリスオーヤマがこうした協定を市町村と結ぶのは西日本では初めてです。
(瀬戸内市 武久顕也市長)
「アイリスオーヤマと連携することによって、市民の皆さんに安心してもらえるような取り組みになれば」
新設するのは、「アイリスオーヤマ 岡山瀬戸内工場」。瀬戸内市長船町にある市営の産業団地に建設されます。
(森岡紗衣記者)
「新しい工場は約6万平方メートルのこの広大な土地に出来る予定で、完成後はこのパックご飯を製造するということです」
非常食や、日本食に関心が高まる海外で注目されるパックご飯。アイリスオーヤマも事業を強化していて、物流倉庫の機能を持つ工場を整備し製造から保管・管理まで一括で行います。岡山で充実する高速道路などを使って効率的に出荷する予定です。
岡山での投資総額は約200億円で、地元を中心に約160人を雇用する見込みとしています。
(アイリスオーヤマ 大山晃弘社長)
「瀬戸内市は非常にアクセスが良いことが魅力。岡山で大きな災害があった時は迅速なサポート体制を組んで必要とする資材・物資を供給していきたい」
新工場は2025年の早い時期に着工し、2026年度以降順次、竣工する予定です。
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