福井県高浜町にある関西電力の高浜原子力発電所1号機は、11月14日国内の原発で初めて、1974年の運転開始から50年を迎えました。

原発の運転期間は、福島第一原発の事故後、原則40年に制限されていますが、安全対策や老朽化対策の審査などに合格すれば、最長で20年の延長が認められています。

高浜原発1号機より前に、運転を開始した原発は、これまでに全て廃炉になっています。

原子力規制委員会は先月、高浜原発1号機の50年を超えての運転を国内の原発で初めて認可していて、同原発は稼働中の状態で、11月14日の運転開始50年を迎えました。

関西電力は、金属片を使って原子炉の劣化状況などを確認するなどして安全性を維持する方針です。

一方、来年6月には60年を超える運転を可能とする新制度が始まるため、高浜1号機は、この先改めて審査を受ける必要があります。

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