全国初「離島」に着目した物産展。全国の「島」が大阪に集結です。
あべのハルカス近鉄本店で11月13日に始まった「にっぽんの離島物語」。全国で初めて「島」に着目した物産展で、北は北海道の礼文島、南は沖縄の石垣島まで、全国の約40の離島の商品などが集まっています。
沖縄・奥武島から。名産のもずくはみずみずしい触感が抜群です。
(MBS河西美帆アナ)「おいしいです」
(店員)「生もずくなので触感がしゃきしゃきとしています」
広島の生口島からは、生産量日本一のレモンの皮をたっぷり使った焼きたての「レモンケーキ」。
(河西アナ)「甘すぎなくて、口に入れた瞬間にレモンの香りがほわっと広がりますね。皮の食感も楽しめます」
“食欲の秋”、河西アナは食べる手が止まりません。
(お客さん)「ほとんどの離島に行く機会がなさそうなので、こういうところでお買い物できたら、おいしいものと出会えていいなと」
(お客さん)「(よく沖縄に行って)いろんな泡盛を飲んできたんですけど、なかなかこんなにおいしい泡盛を飲めることは少ない」
また会場の一角にはこんなスペースも…
(河西アナ)「離島のことをより深く知れるコーナーですね」
会場には、それぞれの離島の紹介ボードが設置されているほか、旅行のサポートが受けられるスペースなども用意されています。近鉄百貨店では初めての取り組み、手がけたバイヤーは…
(近鉄百貨店・バイヤー 森島尚さん)「島なので非常に制約がかかるところがあります。それに伴って急速な人口減が起こっているところが多い。何か関わってもらう、知ってもらうことをこの機会に感じていただければいいなと思います」
会場に集まった全国の離島が抱える課題を知り、関わりのきっかけを持ってもらいたいというのが願いです。
兵庫県の「家島」。姫路港から、高速船で30分ほどの場所にある、人口約2000人ほどの小さな島です。
この家島に大阪から移住し、島の課題の解決に取り組んでいる中西和也さん。移住を決意したのは、家島のこんな現状があるからだといいます。
(中西和也さん)「僕が移住したときから年間200人くらい減っている。90歳以上の方が家島の小学生より多いです」
そんな家島から届く名産品は牡蠣と海苔。養殖が盛んで、日常的に島の人が食べている牡蠣や播磨灘の海苔を、手軽に食べられるように加工しています。
(中西和也さん)「これを機に島に来てもらいたい。『おいしかったから行くわ』となってほしいですね」
おいしく食べて知るところから、離島が抱える課題についても考えてみてはいかがでしょうか。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。