佐賀共栄銀行が8日発表した2024年4〜9月期の単体決算は、純利益が前年同期比29%減の5億5600万円だった。本業のもうけを示す単体のコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は、貸出金利息や有価証券利息配当金の増加が寄与して9%増の7億6600万円だった。25年3月期通期の純利益については、前期比30%減の7億2000万円と従来予想を据え置いた。
経常利益は同29%減の7億9200万円だった。コア業務純益は増加したものの、前期に大口支援先の評価のランクアップに伴う貸倒引当金戻入益が発生したことにより、反動減となった。
同日記者会見した二宮洋二頭取は「コア業務純益は増加傾向で推移している。23年3月期には4%を超えていた不良債権比率も3.47%に低下した。27年3月期までの中期経営計画で、この数字を2.1%にする目標を掲げており、引き続き取引先企業への支援を強化していく」と述べた。
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