生産者が丹精込めて育てた農作物を狙う悪質な犯行です。愛媛県伊予市で11月に入り、複数の園地でキウイフルーツが大量に盗まれていたことが8日までに分かりました。

キウイの盗難被害が相次いでいるのは、伊予市の大平地区周辺の園地です。JAえひめ中央によりますと、キウイの盗難は2軒の園地で11月6日に発覚。5日に盗まれたと見られていて、複数の関係者によりますとほかにも多くの被害が確認されています。なかには約1トンを盗まれた園地もあり、その被害額は約80万円に上るということです。

農林水産省の統計によりますと、去年のキウイ収穫量は愛媛が4660トンで全国1位。伊予市は主な産地になっています。

今年のキウイの収穫時期は10月30日から11月10日までと決められていて、被害にあった園地はまさに収穫期を迎えている最中でした。

被害に遭った2軒の生産者は伊予警察署に被害届を提出。JAえひめ中央はホームページや各支所に張り紙をするなどして注意を呼びかけています。

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