帝国データバンクが23日公表した「最低賃金と採用時の最低時給に関する企業の実態調査(有効回答企業1万1188社)」によると、従業員を採用する際の最低時給は、全国平均で1167円となり、8月に各都道府県が示した最低賃金1055円を112円上回った。

また都道府県別で見ると、東京都が1340円と、全国で唯一1300円を超えた一方、青森県は984円、秋田県は990円、鹿児島県は991円の3県は1000円を下回り、都市部と地方での格差が顕著になっている。

帝国データバンクは、「最低賃金での(人員)募集では継続的な従業員の確保が難しい」と指摘した上で、「企業の経営状況がひっ迫しないよう政策を打ち出していく必要がある」とコメントしている。

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