“シメパフェ”や“24時間無人スイーツ店”など、今、夜こそ売れるスイーツ事情を徹底取材です。
■カプセルトイ→“自販機スイーツ” 自動で「準備中」にも
良原安美キャスター:
食べたいときに甘いものを食べられる「深夜スイーツ」や「24時間スイーツ」が人気になっています。
東京・豊洲のホームセンターには7台の自販機が設置されていて、▼アイスクリーム、▼ドーナツ、▼ケーキ、▼マカロンなどが売られていました。
もともとカプセルトイ売り場だった場所が、今年すべて「自販機スイーツ」にリニューアルされました。
自販機スイーツが増えている理由について、自販機マニアの石田健三郎さんは「自販機の冷蔵技術と消費期限管理の技術が進化している」としています。
例えば、期限切れの商品が出ると、自動で「準備中」になって購入できないようになる機能も備えているそうです。
■完全自動 “たった2分”で行列わたあめ完成 500円
良原キャスター:
若者が殺到する「原宿スイーツ」も自販機で購入できるようになっています。
東京・原宿で人気のわたあめ店「TOTTI CANDY FACTORY」が監修した「わたあめ自販機」、CANDY SPIN「COTTON CANDYマシン」(自販機)で注文すると、わたあめが2分ほどで出来上がります。
いちご味、レモン味、サイダー味、プレーン味があり、フレーバーや形が違う40種類以上が500円で購入できます。
種類はどんどん増えていっているそうで、10月21日18時時点では60種類ほど確認できました。
まずは真っ白いわたあめができて、形を整えていき、ピンク色のいちご味が加わります。さらにレモン味の黄色いわたあめが周りに施され、最後に、サイダー味のわたあめが吹きかけられて感染します。中心はピンク色、その周りは黄色、外側は水色というお花の形のわたあめが完全自動で完成しました。
ハロルド・ジョージ・メイさん:
(試食して)懐かしいです。優しい味がして、子どものころに戻ったみたいです。見た目もインスタ映えしますよね。
ホラン千秋キャスター:
小さいころに食べたなという感じですが、この見た目は大人でも新鮮ですし、子どもも喜びますよね。
良原キャスター:
この自販機は、足柄サービスエリア(下り)や観光地などで稼働中です。
井上キャスター
イベントや会社などで貸し出しが行えるようになれば、どこでも楽しめますね。
■「解凍のスピードが段違い」不二家監修の自販機
良原キャスター:
自販機マニアの石田さんによると、「有名な菓子メーカーも“自販機スイーツ”に続々と参入している」ということです。
「不二家」監修の自販機は、全国244か所に設置されています。ショートケーキは2個で600円で購入できます。
※値段は設置エリアにより異なります
自販機マニアの石田さんは「不二家の冷凍ケーキは、解凍のスピードが段違いです」としていて、▼長年の冷凍保管技術、▼特殊な生クリームを開発していて、▼購入後5分で食べられます。
井上キャスター:
味もすごく濃く出ていました。やはり24時間、人件費なしで売ることができるのは、企業側のメリットが相当大きいのだろうと思います。
ホランキャスター:
ケーキは当日中に、というのが一般的ですが、冷凍だとずいぶんと持ちそうですよね。
■駅ナカにも 空港にも「自販機スイーツ」
良原キャスター:
エキュート品川に「バターのいとこ」の自販機があります。「バターのいとこ」(ミルク味 970円)などを販売しています。
有人店舗の営業時間は午前10時から午後8時ですが、それ以外は自販機で販売しているそうです。
羽田空港第2ターミナル1階には「五條堂」の自販機があります。フルーツがたくさん入った大福「鴻池花火」(2個で1200円)などが売られています。
1975年創業で、オープン前には行列ができ、お取り寄せは1か月待ちになることもあるという人気店です。
担当者は「売れた数などがパソコンでわかるので、管理も簡単」としています。
普段、手に入らないスイーツが自販機で買える時代になってきているのかもしれません。
ハロルド・ジョージ・メイさん:
日本の冷凍技術は世界一なので、世界に日本の味が届けられるかもしれないですね。
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<プロフィール>
ハロルド・ジョージ・メイさん
日本コカ・コーラ副社長やタカラトミー社長などを歴任
現在パナソニック社外取締役 アース製薬社外取締役など
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