地域に受け継がれてきた漬物の味を次の世代へつなごうと漬物を製造しそのレシピを残すためのレンタルスペースが岩手県雫石町に10月21日開設されました。
JR雫石駅にある雫石銀河ステーションで21日、テナントとして入居する「駅ナカ漬物工房SHIGORO」のオープニングセレモニーと内覧会が開かれ、町民など約15人が出席しました。
SHIGOROは町内のコンサルタント会社「オフィスSUGOROKU」が運営をする漬物を製造するためのレンタルスペースです。
2021年に食品衛生法が改正されたことで、漬物製造業は厳しい衛生管理基準を満たさなければならなくなり、これまで地域で作り販売されてきた漬物は作り続けることが難しい状況となりました。
オフィスSUGOROKUは衛生基準を満たしたSHIGOROで地域の人が漬物を作り流通させるとともに、地元で受け継がれてきた漬物の味を次の世代にレシピとして残すことを目的としています。
町民
「雫石町の漬物の文化がつながることを期待している」
オフィスSUGOROKU 渡辺和義代表社員
「これまでやってきたことを振り返りレシピを次にどうつなぐかを考える。そんな場所を一緒にやりたいというのが私のSHIGOROへの思い」
オフィスSUGOROKUは、町の農作物で作ったオリジナルブランドの漬物「OGOGO」を21日から販売していて、今後は新商品の開発を検討しているということです。
SHIGOROは2025年の4月から製造を希望する人を募集し、町内の産直などで販売する漬物づくりを始めます。
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