労働組合の中央組織「連合」は来年の春闘で、中小企業の賃上げ目標について大企業などを上回る「6%以上」を要求する方針を発表しました。

連合 芳野友子 会長
「中小・小規模事業者がどれだけ底上げできるかが、日本全体の賃金の底上げにつながっていく」

連合の芳野会長は18日の会見でこのように話し、来年の春闘について、中小企業の賃上げ目標を「6%以上」にする方針を発表しました。

大企業を含む全体は、前の年と同じ「5%以上」に据え置いていることから、それを上回る水準です。

今年の春闘の平均賃上げ率は、▼全体では33年ぶりの高水準となる5.1%だった一方で、▼雇用の7割を占める中小企業に絞ると4.45%にとどまっていて、賃金格差をいかに埋めるかが課題となっています。

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