福島県福島市の街なかに賑わいを生み出すための「ほこみち社会実験」が10月19日から始まる。
本来なら車道でイベントなど行う際は、様々な許可や申請が必要だが、歩行者利便増進道路・通称「ほこみち」として国の指定を受けると、その許可がスムーズに降りるようになる。

その指定を受けるための社会実験で、場所は吾妻通りから国道13号までの約200メートル。実験期間中は、バーベキューや音楽フェスなど、様々なイベントが行われる。

このプロジェクトは、約3カ月かけて準備を進めてきたという。企画運営メンバーは全員が市民の有志で、会社員や大学生を中心に約20人が集まり何度も打ち合せを重ねてきたそうだ。
メンバーからは「賑わいが無くなってきている感じがしたので、こういうイベントを通してイベントの後の空間とかも作れていけたらなと思って参加しました」「あそこに行けば良いことがあるみたいな、そんな風に思ってもらえるような、そういう仕掛けができればいいかなと思ってます」と語る。
福島市に本社を置くダイユーエイトの協力も得て、会場に置くベンチも手作りで準備したという。

ほこみち社会実験は、10月19日から27日まで行われる。人通りの減少も心配される福島駅前だが、新たな「みちづくり」に注目だ。

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