日々の進捗から目が離せない広島駅南口周辺の工事。
16日夜、路面電車の新たなルートでまたひとつ、大きな動きがありました。
地域住民らが喜びの表情を見せました。
16日夜…
【地域住民】
「さあ、それではみなさんもカウントダウン一緒にお願いします3・2・1・点灯!」
【鈴木記者】
「いま明かりがともりました。そして拍手が起きています」
地域住民らがその瞬間に喜びを見せたのは、駅前通りで工事が進む路面電車新ルートの点灯式。
かつて中央部分にクスノキがならんでいた駅前通りは、来年夏に向けて着々と工事が進み大きく景色が変化しています。
そして、今回明かりが灯されたのは線路と線路の間に立つ、電車を走らせるための「架線」を支える柱の上部です。
【地域住民】
「もうできたっていう、いかにもそういう感じがしてワクワクが頂点にきょう来た」「結構ロマンチックな明かりなので、非常に柔らかい、いい雰囲気がみなさんに伝わってみなさんも喜ばれるんじゃないかなと思う」
コンセプトとして広島駅前の空間が「折り」のデザインや「白系」の色彩を取り入れ、平和への願いを込めていることから、未来への希望を導く「祈り」の光の道しるべを意識しているといいます。
【広島電鉄 駅前プロジェクト推進部・八木秀彰課長】
「これから新しい線路ができていくよというのも皆さんに知っていただくためにも、きょうから夜間は点灯していく。我々もワクワクしながら工事を進めていますので、来年に向けて期待していただければと思う」
【鈴木記者】
「比治山から延びるこの新ルートですが、こちらは松川町の交差点です。この線路を見てみると、見渡す限り駅の方まで延びていますね。そして新しくできる電停ですが、柱や屋根も取り付けられています」
一方、新ルートの工事を進めるにあたって、クスノキとケヤキを「植え替え」や「伐採」で合わせて64本撤去しましたが…。
【久保田記者】
「伐採された木がこちらです。その木を再利用して布を染め、木の色合いが感じられるカバンが出来上がりました」
また、駅ビル2階で本格的な乗降場の工事が始まり、日々生まれ変わる広島駅からますます目が離せません。
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