県職員の給与やボーナスについて、県人事委員会は17日山口知事に引き上げを勧告しました。上げ幅が2%を超えるのは32年ぶりです。

県人事委員会は17日、県職員の平均給与を2.94%、ボーナスを0.1カ月分
引き上げるよう山口知事に勧告しました。
給与の上げ幅が2%を超えるのは1992年以来、32年ぶりだということです。

県内117の民間事業所を調査した結果、今年4月の平均給与は35万8276円で、県職員の平均は34万8032円と1万円ほど下回っていました。
これを受け勧告では、人材確保の観点などから初任給は大卒が2万3800円、高卒が2万1400円それぞれ引き上げるとしています。
また、初任給以外は20代から30代半ばの若年層に重点を置き、月額を引き上げるということです。
勧告の通り引き上げられた場合、県職員の年収は41歳平均で20万8000円増えて596万9000円となり、全体の人件費としては約45億円増えるということです。

【リポート・長島百花】
「32年ぶりの上げ幅2%超えとなりますが、山口知事は今回の勧告について
勧告を尊重する観点を基本に検討していくとしています」

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