宮崎市の高松橋は、改修工事のため10月21日から車道が全面通行止めとなります。通勤ラッシュの時間帯の交通渋滞が懸念される中、市は「時差出勤」などへの協力を呼びかけています。

(長谷川晋太郎記者)
「通勤など、多くの人が利用しているこちらの高松橋。改修工事に伴い、近隣の橋が通常以上に混み合うことが予想され、渋滞緩和に向けた工夫が必要となりそうです。」

1982年に建設された宮崎市の高松橋は、老朽化に伴う改修工事を行うため、10月21日から車道が全面通行止めとなります。

宮崎市によりますと、朝の通勤時間帯に高松橋を東向きに通行する車は1時間におよそ870台。

高松橋周辺では現在も、朝の通勤ラッシュの時間帯に交通渋滞が発生することがありますが、通行止めによって、近くの橋を利用する車がさらに増え、交通渋滞の深刻化が懸念されています。

こうした中、宮崎市は、働く時間を職員自ら決める「フレックスタイム」の試行期間を10月末から12月下旬まで延長。

高松橋を含む5つの橋を通勤で利用する職員は現在、418人いますが、混み合う時間を避けて通勤したり、移動手段を自転車や公共交通機関に切り替えたりするなど、渋滞緩和に向けた取り組みを進めます。

(清山知憲市長)
「我々市役所だけではなく、市民のみなさん、企業のみなさん、できるだけ朝夕の通勤時間ピークを避けて渋滞緩和に取り組んでいただくよう、企業の皆さんの呼びかけをしてまいりたい。」

高松橋の通行止めは10月21日月曜日、午前0時から12月10日までで、来年3月にも1カ月程度通行止めとなる予定です。歩道については、片側のみ通行することができます。

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