庄内地方を代表する秋の味覚「庄内柿」が、北海道に向けて初出荷された。
庄内地方で100年以上前から栽培されている「庄内柿」は、ミネラル豊富な土壌や昼と夜の寒暖差の影響でおいしく育つといわれている。
鶴岡市の農業施設では「炭酸ガス」で渋抜きをして出荷していて、16日、渋抜きを終えたことしの初モノの出発式が行われた。
7月の大雨の影響もなく、今シーズンは着果数や実の肥大が良好で、北海道に向け「刀根早生(とねわせ)」の品種を中心に600ケース・5トンが出荷された。
出荷先は7割が北海道で、残る3割は首都圏や県内で消費されるという。
(庄内柿生産組織連絡協議会・岡部順会長)
「天気にも恵まれ大きな立派な庄内柿に生育している。買ってくれる人の気持ちになって柿を作っていけばおいしいものになると思う」
庄内柿は11月上旬に主力品種の「平核無(ひらたねなし)」の収穫と出荷がピークを迎え、JA庄内たがわは、今シーズン去年より200トン多い2000トンの出荷を見込んでいる。
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