(ブルームバーグ):中国が景気刺激策を発表して以来、同国のテクノロジー株は大幅に上昇している。そして、その主な原因は新規の買いであることが、あらゆる兆候で示されている。

S3パートナーズとJPモルガン・チェースによると、アリババグループ、JDドットコム(京東)、百度(バイドゥ)などの米国預託証券(ADR)のショート(売り持ち)ポジションは、ここ数日で大きく変化していない。これらの弱気派がポジションを解消せざるを得なくなった場合、株価上昇の勢いはさらに加速する可能性がある。

ニコラオス・パニグリツグルー氏を含むJPモルガンのストラテジストは今週のリポートで、「ここ1週間の中国ADR急伸は、ショートカバーではなく新たな買いが主な原因だ」と指摘。「個別株のショートカバーは、中国株上昇においてわずかな役割しか果たしていないようだ」と分析した。

香港上場の中国テクノロジー企業30社で構成するハンセン・テック指数は、4週間弱で45%余り上昇している。アリババ、JDドットコム、フードデリバリー大手の美団などは、数年ぶりの大幅な上げを記録。ハンセン・テック指数は4日も値上がり。ここ8営業日のうち7日で上昇している。

 

原題:Lack of China Tech Short Covering Means Rally Is Fresh Buying(抜粋)

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