愛媛県松山市の日本料理店が、破産開始の決定を裁判所から受けたことが4日までに分かりました。コロナ禍のダメージで資金繰りが限界に達し、負債総額は約4000万円と見られています。

破産開始の決定を受けたのは、松山市竹原の日本料理店の「ゆめの野」です。

東京商工リサーチ松山支店によりますと「ゆめの野」は1999年12月に設立。77席の割烹「四季彩り ゆめの野」を営み、大通りから外れた隠れ家的な場所で地元客をつかんで、コロナ禍前は年商約8000万円をあげていました。

しかしコロナ禍で客足が大幅に減り年商は5000万円まで落ち込み赤字基調に。新型コロナの規制緩和で売上げは徐々に回復に向かっていたものの、資金繰りが限界に達し8月7日の営業をもって閉店し、9月11日に松山地裁から破産開始の決定を受けました。

負債総額は約4000万円と見られています。

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