双子果・高温障害などの影響があったことしの県産サクランボについて、県はきょう(21日)、当初1万2100トンとしていた収穫量が1万トンを下回るとする見通しを示した。
県産サクランボのことしの収穫量の見通しについて、きょう開かれた県議会で県の担当者が明らかにした。
(県園芸大国推進課・近野広行課長)
「宅配業者では、サクランボの扱いは8割程度。ことしのサクランボの収量は1万トンを割ってくるだろう」
その上で、これまで検討を進めてきたサクランボの高温被害に対する支援策の案を示した。
具体的には、技術対策として高温障害や実がくっついた双子果が発生する要因の解析や対策マニュアルを作成する。さらに、市町村と連携してハウス用の遮光資材やかん水施設などの導入を支援する。
また、県産サクランボの7割を占める「佐藤錦」について、県はそのうち1割を高温に強い晩生品種の「紅秀峰」「やまがた紅王」などへの転換を促す考え。
そのための植え替えを行う農家に対し、1本あたり2000円を補助する方針だという。
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