柏崎刈羽原発7号機の検査の一環として、原子炉に核燃料を入れる燃料装荷を15日から開始している東京電力は17日、制御棒1本分の駆動用モーターの電源不具合が確認されたため、燃料装荷を一時中断したと発表しました。

15日に柏崎刈羽原発7号機の再稼働に必要な検査の一環として原子炉に核燃料を入れる燃料装荷を開始した東京電力。17日午前8時現在で872本のうち41本の装荷が完了していました。

東京電力は17日、制御棒の挿入準備のため、駆動用モーターのブレーカーを入れたものの、その後すぐに制御棒1本分のブレーカーが落ちていることを確認したと発表。ブレーカーが落ちた原因を調査するため、燃料の装荷作業を一時中断しているということです。

制御棒が挿入される箇所には、燃料は入っておらず、その他の燃料が装荷されている箇所に全て制御棒が挿入されていることから安全上の問題はないということです。

東電の燃料装荷について、新潟県の花角知事は17日の会見で「7号機への燃料装荷は一連の様々な対策工事の確認検査のひとつの過程プロセスだと思う。特に申し上げることはない。再稼働に議論に影響はない」と強調する一方で、東電に対して「慎重に安全に進めて欲しい」と求めていました。

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