(ブルームバーグ): イスラエルとイスラム組織ハマスとのパレスチナ自治区ガザでの停戦を巡り、仲介役を務める国は停戦案を巡りなお残る溝を埋めるべく間接的な協議を継続する見通しだ。停戦実現の可能性をここ数週間で最も明確に示唆する兆候となる。

  協議に詳しい関係者によると、ハマス側は5月末にバイデン米大統領が提示した停戦案に同意している。関係者によれば、当時バイデン氏はこの提案についてイスラエルの支持を得ていると話したが、イスラエルは新たな変更を求めてきているという。関係者は、協議は非公開だとして匿名を条件に語った。

  対外特務機関モサドのバルネア長官率いるイスラエル代表団は、協議のため5日早くにカタール入りし、同日遅くに帰国。バルネア氏はカタールのムハンマド首相と会う予定があったと、関係者は語った。

  関係者によればハマスは、交渉の最初の2段階において進展を遅らせていた障害を取り除いたという。関係者は具体的には説明しなかったが、イスラエル紙エルサレム・ポストは5日、ハマス側は恒久的な停戦にイスラエルが同意するという要求を取り下げたもようだと報じた。

原題:Mediators Set to Continue Gaza Truce Talks After Latest Round(抜粋)

More stories like this are available on bloomberg.com

©2024 Bloomberg L.P.

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。