北国フィナンシャルホールディングス(FHD)傘下の北国銀行は15日、ケニアでヘルスケア事業を手掛ける「バイタルレイ・ヘルス・ソリューションズ」に融資したと発表した。ケニア企業への融資は初めて。北国FHDは同国で、コンサル子会社の現地法人の設立を進めており、ケニアでの存在感を高める。融資額は非公表。

北国FHDはケニアでの存在感を高める

北国FHDが設立するのは子会社CCイノベーションの現地法人。ケニアで人口増加が見込まれることや先進技術が一足飛びに普及する「リープフロッグ(カエル跳び)」が起きていることから、経済成長に期待する。5月には駐在員を2人派遣し、その後、本格的に業務を始める計画だ。

バイタルレイ・ヘルス・ソリューションズは磁気共鳴画像装置(MRI)やコンピューター断層撮影装置(CT)を軸に事業を展開し、がん治療や血液検査なども手掛ける。北国FHDによれば、ケニアなどアフリカ各国では医療が発展途上で、がんなどの早期発見が難しいという。

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