賃上げと初任給引き上げで、人材確保で優位に立つ狙いだ(つくば市の筑波銀行)

筑波銀行は2025年4月1日に入行する新入行員の初任給を引き上げる。大卒は23万円から26万円に増やす。物価上昇が続くなか、社員の生活に配慮するとともに、待遇改善を人材獲得につなげる。

勤務地限定の大卒は22万円から24万円になる。短大卒と高卒はそれぞれ20万5000円から23万円、19万円から22万5000円に増やす。

現行員も6月1日付で賃上げと初任給引き上げを実施する。行員、嘱託、パートタイマーの全職員が対象で、行員は定期昇給を含め賃上げ幅は約5.7%になる。

24年度新入行員の初任給の引き上げ幅は1万5000円。改定後は大卒が23万円、勤務地限定の大卒が22万円となる。勤務地限定の短大卒は20万5000円、高卒は19万円に増える。

筑波銀は中期経営計画の基本戦略として「『人づくり』とエンゲージメント向上」を掲げる。賃上げにより働く意欲を高めることで、その実現につなげる。

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