BMWは11月に欧州向けの『5シリーズ・ツーリング』新型に、プラグインハイブリッド車(PHEV)の「550e xDriveツーリング」を追加すると発表した。

550e xDriveツーリングは、BMWの新世代モジュラーエンジンから生まれた6気筒3.0リットルガソリンエンジンと、最新のBMW eDrive技術を組み合わせたPHEVシステムを搭載している。ガソリンエンジンは、5000-6500rpmで230kW(313hp)の最高出力と、1750-4700rpmで450Nmの最大トルクを発生する。

電気モーターは8速ステップトロニックスポーツトランスミッションに統合されており、最大145kW(197hp)の出力を追加する。これにより、システム全体の最高出力は360kW(489hp)に達する。電気モーターのトルクは280Nmだが、BMWが特許を取得したプリギアリングステージにより、トランスミッション入力時には最大450Nmまで増幅される。

この強力なパワートレインと、BMWのインテリジェント四輪駆動システム「xDrive」の組み合わせにより、550e xDriveツーリングは0-100km/h加速を4.4秒で達成する。

環境性能面では、WLTPサイクルでの電気走行距離が最大90kmを実現している。また、複合燃料消費量は100km当たり0.8-1.1リットル、複合電力消費量は100km当たり21.9-23.8kWhとなっている。CO2排出量は、重量平均で1km当たり19-25gに抑えられている。

新型550e xDriveツーリングは、高性能と実用性、環境性能を高次元で両立させたモデルとして、BMWのPHEV戦略における重要な位置を占めることになる。

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