加藤製作所は10月15日、アジア市場向けの70t吊り新型クレーン車(ラフテレーンクレーン)『SR-700LII』を発表した。
この製品は現地の要求に合わせた仕様のため、アジア市場(日本を除く)での限定販売となる。販売は10月下旬より開始する予定だ。
新型クレーン車の特徴は、アジア圏の市場に合わせたTier3相当のQSL9(米国:カミンズ製)エンジンを新たに搭載した点にある。このエンジンは総排気量8849cc、最高出力242kW、最大トルク1250Nmの性能を持つ。
加藤製作所によると、アジア市場でのクレーン車需要は経済発展に伴って拡大を続けているという。同社は今後も、国内および海外の市場特性に合わせた建機需要に柔軟に応えていく方針だ。
アジア新興国では、インフラ整備や都市開発が急速に進んでおり、大型建設機械の需要が高まっている。特に、機動性に優れたラフテレーンクレーンは、都市部の建設現場や狭小地での作業に適しており、需要の伸びが期待されている。
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