車内のエンタメの定番と言えば映像コンテンツだろう。テレビ視聴に加えて近年はHDMIを用いたスマホのミラーリングやAmazon Fire TV Stickなどを利用して各種の動画配信の視聴も多くなっている。そんな時に便利に使えるのがデータシステムのTVキットだ。

◆定番化しつつある映像コンテンツを車内で楽しむには?

近年の車内の映像環境は大きく様変わりしている、かつて車内の映像と言えばカーナビなどの画面に映し出されるテレビが主流だった。しかし、今ではYouTubeや映像サブスクなど、スマホや通信を経由したさまざまな映像コンテンツが主流になっている。

そんな時に便利に使えるのがデータシステムのTVキットだ。そもそも純正カーナビやディスプレオーディオでは走行中のテレビ視聴が制御されてしまうため、ノーマルの状態ではドライバーはもちろん同乗者も走行中はテレビ視聴ができない。その対策として各車種向けにランアップされているのがTVキットとなる。一時的にテレビ視聴の制御を解除して走行中でもテレビの視聴を可能にする便利アイテムなのだ。

スマホのミラーリングも走行中に楽しめるアイテムもある

そんなTVキットが最新の映像コンテンツを車内で視聴する際にも利用できることをご存じだろうか? 近年のクルマに搭載される純正カーナビ/ディスプレイオーディオにはかなりの確率でHDMI入力を備えている。その際、HDMI入力を使ってスマホのミラーリングを利用するユーザーも多い。手軽に車内でYouTubeやサブスクによる映像コンテンツを楽しめる方法として多くのユーザーがすでに活用しているのでは無いだろうか。

しかし、その際に注意したいのはミラーリングの映像もテレビの制御と同じくクルマが停車中のみ視聴が可能な点だ。そこで走行中や渋滞中の車内でYouTubeや映像コンテンツをミラーリングして純正の車載モニターで見るために必要になってくるのがTVキットなのだ。これがあれば走行中のテレビ視聴の制御を解除するのと同様、スマホのミラーリングも自由に利用できるようになるので注目してみた。このようにスマホを使ったミラーリングやFire TV Stickなどのストリーミングメディアプレイヤーを接続する例も多くなっている昨今。テレビに代わる映像コンテンツを車内で幅広く楽しむにはデータシステムのTVキットの利用は欠かせなくなっているだ。

今回はアルファードへの装着例を紹介しているが、データシステムではさまざまな車種への対応モデルを用意しているので、ホームページを確認して愛車の適合を調べてみると良いだろう。主要車種ならほとんどの車種に対応モデルが用意されているはずだ。またTVキットには大きく分けて3種類のモデルが存在する。もっともベーシックなモデルが切り替えスイッチを同梱したTTV443(切替えタイプ)。同梱のスイッチで純正制御に戻せる設計だ。さらに純正ステアリングリモコンを切り替えスイッチとして利用するTV443S(スマートタイプ)、またダッシュパネルの空きスイッチスペースに切り替えスイッチを取り付けできるTTV443B-D(ビルトインタイプ)も用意しているので操作性から好みのモデルが選ぶと良いだろう。車種ごとに用意されているタイプが異なることもあるので、愛車の適合からチェックすると良いだろう。

純正機能を損なわないの?という不安も解決済みのTVキット

ところで、ちょっと気になるのは“純正の制御を切り替えることで純正機能に影響は出ないの?”と言った点。しかしこちらも安心、同モデルはナビの自車位置やLCA(レーンチェンジアシスト)機能、アドバンストパーク機能への影響も与えること無く、純正の安全、快適機能はそのまま利用できる。これは車種ごとにシステムを開発して製品精度の高さを追求しているデータシステムのアイテムの大きなアドバンテージでもあるのだ。

データシステムの開発について話をうかがったところ、今回取材したアルファード/ヴェルファイアへの対応モデルのみならず、各車種への対応は年々難しくなっているという。その背景にはクルマ側の電子制御が高度化しているため、それに影響を与えずTVキットを機能させることの難易度が上がっているためだという。同社では各車種に対して個別にシステムを開発、もちろん一台一台の適合を確認してリリースしているのでその点でも安心感は高い。愛車への適合は同社のホームページを確認して、適合情報をしっかり確認した上で設置すれば間違いないだろう。

TVキットの紹介の中でもスマホによるミラーリングの利用頻度の高さを紹介したが、ミラーリングを利用する際に便利に使えるアイテムがデータシステムからリリースされているので注目した。ミラーリングHDMIケーブル(AV004)と呼ばれるアイテムはiPhone15以降のUSB-C端子を備えたiPhoneのUSB出力をHDMIタイプAに変換することができるケーブルだ。ケーブルにはUSB(タイプA)も備えているのでiPhoneをミラーリングしながら同時に充電することも可能。TVキットと同時に利用することで、車内でのミラーリングの利便性を大きく広げてくれるアイテムとなるだろう。

このように、車内で利用する映像再生の環境が変わりつつある今、走行中でも純正ディスプレイに対してスマホやストリーミングメディアプレイヤーなどの映像を楽しめるようにするデータシステムのTVキット、実際に使用してみると非常に魅力的なことが実感できた。クルマを購入したら真っ先に取り付けたいアイテムのひとつと言えるTVキット、使い勝手の良さや純正機能に影響を与えない精度の高さなどを備えたデータシステムのTVキットを取り付けて、車内の映像再生環境を整えて快適ドライブをサポートしよう。

ディスプレイオーディオとスマホをミラーリングするデータシステムのHDMI変換ケーブル『AV004』の詳細はこちら!

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。