最後は80人を超える人たちに見守られ半世紀の歴史に幕をおろしました。

5月2日から6日までの、5日間限定で復活していた長崎市の浜屋百貨店の「屋上プレイランド」の営業が終了しました。

時折、雨が降る中、懐かしい遊具に大人も子供も夢中です。

5日間限定で復活したのは浜屋百貨店の屋上プレイランドです。

訪れた人
「おととい1回来たんですが、心の整理がつかなくて」「一生懸命機械を整備していたのを見ていて、その人がいたから50年を壊さずにやってきたと。その人に一言あいさつしたかった」

訪れた人
「磨屋小学校があったときから、ずっと毎日のように通っていて祖父母がS東美の3階でゲームセンターを営んでいて、そのときからの機械もこちらにあって」「機械を愛した祖父母に会いたいと」「最後に見届けたいと、雨だろうがなんだろうが関係ない
今後もこういう場所があったら」

プレイランドは1974年のオープン以降、家族連れなどでにぎわってきました。

しかし老朽化が進み、管理が難しくなったため、浜屋百貨店は6日で施設を閉じます。

オープン以来、名物とも言われた「うどん」は5日間で5千食が完売しました。

浜屋百貨店 営業部 松本一重さん
「漂うダシの香りが懐かしく感じた」「初日から2代、3代と連なって来てもらい、思い出を次世代に語りながら会場を懐かしんでいたお客様が印象的でした」

午後5時、施設を閉じる時間になっても多くの人が名残惜しそうに記念撮影をしていました。