■FIVBバレーボールネーションズリーグ 第1週 日本 3ー1 アルゼンチン(日本時間22日、ブラジル・リオデジャネイロ)
世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグの男子大会が開幕し、日本代表(世界ランク4位)は東京五輪銅メダルのアルゼンチン(同6位)と対戦。セットカウント3‐1(24-26、25‐22、25‐23、25‐19)で逆転勝利、白星発進となった。
スタメンには関田誠大(30)、山内晶大(30)、小野寺太志(28)、富田将馬(26)、西田有志(24)、甲斐優斗(20)、リベロに山本智大(29)が起用された。主将の石川祐希(28)と髙橋藍(22)は第1週は不参加。
すでにパリ五輪出場を決めている日本と、決めていないアルゼンチンの一戦は第1セット、中盤で西田がブロックされるなど6‐10とリードを許す展開となった。すかさず、タイムアウトを取った日本は富田の3本のサービスエースで一気に逆転。しかしアルゼンチンの強打、ブロックに再び4連続失点で13‐16とする。それでも日本は徐々に点差を縮めると西田の強烈なスパイクで23‐23の同点に。しかし西田、富田が連続でブロックされ、24‐26で第1セットを先制された。
第2セットは中盤まで日本、アルゼンチンとも主導権を握れず15‐15と試合が進む。日本はセッター関田に代え、オポジット宮浦健人(25)を投入するなどで3連続得点で18⁻15に。その後、セッターを戻し富田のスパイクや山内のクイックでセットポイントを奪う。最後はレフトから西田が決めセットカウントを1‐1とした。
第3セットは序盤から競る展開となるが小野寺のクイック、西田のサービスエースで14‐11とリード。さらに富田のブロック、強打などで19‐14とリードを広げる。終盤、アルゼンチンに連続でブロックを決められ24‐23とするが、西田の渾身のスパイクでこのセットを奪った。
セットカウントを2-1とし、王手をかけた日本はレシーブで山本、関田が粘りを見せリード。守りから攻撃につなげるパターンで得点を重ねた日本はそのまま逃げ切りセットカウント3‐1で勝利。パリ五輪で52年ぶりのメダルを狙う日本が東京五輪銅メダルに勝利し今大会、白星発進した。
今大会は、出場16か国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出。
パリ五輪出場を確定させている日本は、大会の結果次第でパリ五輪の組み合わせに影響する重要な大会となる。日本は次戦、24日に世界ランク9位のセルビアと対戦する。※世界ランキングは試合前
【日本の得点上位】
西田 24点
甲斐 15点
富田 14点
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。