柔道のパリ五輪代表に内定している女子48㎏級の角田夏実(31、SBC湘南美容クリニック)が20日に東京学芸大学で練習を行い報道陣に公開した。
21年から世界選手権を3連覇している角田は、その全ての試合を一本勝ちと圧倒的な強さを誇っている。パリ五輪では日本勢金メダル第1号の最有力選手の一人で、公開練習には報道陣約30人ほどが集まるなど注目度の高さがうかがえる。
この日はひざを痛めている影響もあり軽めの練習で汗を流した。それでも乱取りでは自身の階級より5つも上の78㎏級の選手を得意の巴投げで投げる一幕も。
練習を行った東京学芸大学は角田の母校であり、練習後には現役学生らがメッセージを書き込んだ日の丸が贈られた。想いのこもった贈り物に「嬉しいです。(現地に)持っていく。親に持ってもらう」とパリ五輪への持参を即決。「試合前に読んじゃうとウルウルしちゃう。早めに読むか、ぎりぎりに読むか、終わってから読むか」。涙もろい角田に嬉しい悩みが増えたようだ。
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