大橋悠依(28、イトマン東進)、本多灯(22、イトマン東進)ら競泳日本代表が17日、ヨーロッパでの遠征に向け、羽田空港で取材に応じた。東京五輪2冠の大橋悠依は「コツコツと積み重ねて8月の本番に合わせたい」と意気込みを語った。

2021年の東京五輪で日本女子史上初の2冠(200m個人メドレー、400m個人メドレー)を達成した大橋。その後モチベーションの維持に苦しむ時期もあったが、今年3月の代表選考会で200m個人メドレーを制し、パリ五輪の代表に内定した。

今回は代表メンバーによるヨーロッパ遠征に参加。25日から3都市(カネ、バルセロナ、モナコ)で行われるヨーロッパグランプリに出場する。その後、標高2300mでの高地合宿(スペイン)、セッテコリ杯でのレース(イタリア)を経て、帰国せずにそのままフランス入りする予定だ。

パリ五輪までノンストップとなる遠征に「こんなに長い遠征は初めてなので心配な部分もあるが、自分のペースを守りながら試合に向けた準備をしたい」と話した。今回の荷造りのポイントは"枕"。普段自宅で使っている横向き用の枕を持参したとのことで「自分の枕があった方が寝やすいかなと思って。横向き派です」と笑顔を見せた。

集大成と位置付けて臨むパリ五輪。「集大成になりますし、3ヶ月(日本に)帰ってこないというのは、いい意味で覚悟を持って挑める3ヶ月になるので、スイッチを切り替えて、集中して、やるべきことを全部こなして臨みたい」と意気込んだ。

【大会スケジュール】
5月25~26日 欧州GP カネ大会 @フランス
5月29~30日 欧州GP バルセロナ大会 @スペイン
6月1~2日 欧州GP モナコ大会
6月21日〜23日 セッテコリ杯 @イタリア
8月2日 パリ五輪 女子200m個人メドレー予選

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