■バレーボールネーションズリーグ2024 女子予選ラウンド第1週 日本3-0ブルガリア(日本時間16~17日、トルコ)
パリ五輪への切符を懸けた最後の戦い、ネーションズリーグで女子日本代表(世界ランク9位)がブルガリア(同21位)と対戦し、セットカウント3ー0(25-13、25‐15、25‐15)でストレート勝ちを収めた。日本は初戦のトルコ戦に続く白星で、開幕から2連勝を飾った。
スタメンには主将・古賀紗理那(27)、セッター・岩崎こよみ(35)、渡邊彩(33)、山田二千華 (24)、林琴奈(24)、石川真佑(24)、リベロは小島満菜美(29)が起用され開幕戦と同じメンバーとなった。
開幕戦で世界ランク1位のトルコを撃破した日本は第1セット、渡邊のブロックなどで3連続得点とリードする。昨シーズン、イタリアで経験を積んだ石川も相手のブロックを利用したスパイクで存在感を発揮。さらに前の試合で31得点の古賀も強烈なバックアタックで次々と得点を重ね、日本は25ー13で先取した。
第2セット序盤は平均身長が約10cm高いブルガリアに、ブロックで攻撃を封じられるも古賀のサーブで流れを掴み5連続得点し9-4とリード。そして3年ぶりに代表復帰した黒後愛(25)がリリーフサーバーで登場し、しっかりと得点に貢献するなど25‐15で2セットを連取した。
日本は第3セット、セッターを17歳に代えてきたブルガリアにリードを許すも、古賀、林が要所で得点を決め逆転に成功。徐々に差を広げた日本が25ー15でこのセットも奪い、開幕から2連勝とした。
トルコ戦から約18時間半後に行われた一戦を終え、古賀は「フルセットで昨日勝って、そのあとコンディションを整えるのが難しい時間からの試合だったんですけど、しっかり集中してチームとして勝つことができてよかったなと思います」。3季ぶりの代表復帰で大会初得点の黒後は「こうしてすぐコートに立つチャンスをいただけてとっても嬉しい」と喜んだ。
次戦、日本はドイツ(同12位)と17日に対戦する。
日本は、ネーションズリーグ予選ラウンド終了時の世界ランキングがアジア・オセアニア地域で最上位、または出場権未獲得の国のうち上位3位以内に入ればパリ五輪の出場権を獲得する。予選ラウンドは全16チームが12試合を戦い、上位7チーム(+開催国)がファイナルラウンド(トーナメント)に進む。
※世界ランキングは試合前時点
【日本の得点(上位)】
林 13点
古賀 13点
石川 9点
【世界ランキング】※7チームが出場権獲得済み
1位 トルコ(五輪出場権獲得済み)
2位 アメリカ(五輪出場権獲得済み)
3位 ブラジル(五輪出場権獲得済み)
4位 セルビア(五輪出場権獲得済み)
5位 ポーランド(五輪出場権獲得済み)
6位 イタリア
7位 中国
8位 ドミニカ共和国(五輪出場権獲得済み)
9位 日本
10位 オランダ
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16位 フランス(五輪出場権獲得済み)
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