フィギュアスケートで2大会連続の五輪メダリスト・宇野昌磨(26、トヨタ自動車)が14日、都内で引退会見を行った。
平昌、北京五輪でメダルを獲得し、世界選手権連覇(22~23年)を果たすなど、華々しい結果を残してきたが、引退を考え始めたのは2年前だという。「ゆづくん(羽生結弦)やネイサン(・チェン)の引退もあり、ずっと共に戦ってきた仲間たちの引退を聞いてすごく寂しい気持ちと、何か取り残されてしまった気持ちがあった」と当時の心境を振り返る。21年間の競技人生に幕を下ろすが「悲しいというよりもすごく前向きな気持ち」と会見は終始穏やかな表情だった。
今後はプロスケーターとして活動していく。「自分の感情が前のめりに出てくるようなプログラムを皆さんに、まずはお披露目できたら」と抱負を語った。
憧れの存在だった高橋大輔、羽生の引退以来、男子フィギュア界をけん引してきた宇野。将来を担う若手に向けては、「本人が一番楽しく、自分が目指しているスケートを体現できる選手が1人でも多く現れるといいな」と期待を口にした。
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