(若狭敬一キャスター)
現役引退を発表していたフィギュアスケート男子の宇野昌磨選手が、14日に記者会見を行いました。宇野選手が会見で何を語ったのかを改めてご紹介しましょう。

(山内彩加アナウンサー)
引退会見で宇野選手は、
「目の前の試合をいいものにするという気持ちでやってきた」
「ともに戦った選手の引退を聞いて(引退を)考え始めた」
「未練に関しては全くない」
「これから自由にスケートができるうれしさ」
などを語りました。

(若狭キャスター)
競技としてのスケートは「やりきった」という感じが、すごく伝わってきましたが、今後も何らかの形で続けるという話もありましたから、うれしかったですね。

(若狭キャスター)
私もドラゴンズの選手の引退会見には何度も出ているんですけれども、「まだやり残したことがある」という涙ながらの会見と、「もう未練はない」という清々(すがすが)しい会見に分かれるんですが、宇野昌磨選手は清々しい会見でしたね。

(大石邦彦アンカーマン)
何かとても「開き直っている」という感じの会見で私も驚きました。
私が注目したのは宇野選手の今後についてで、5月11日のイベントでも、今後の抱負について「探す」という文字を選んだんですね。

これは次に向かっていく中で、何かしら自分の道を探していきたいという意味合いの発言をしたんです。ですから今後どうするのかなと思って、記者会見に注目していたんですけれども、やはり今後はプロとしてスケートを続けていくのは間違いなさそうだと。

ただ、気になることも言っていて「1つのことに全力を注ぐ熱量があってこそトップアスリートなんだ」と「自分自身としてはフィギュアスケートには全力投球してきた。全力投球できるものを探していきたい」と。

だからフィギュアスケートには限らないのかなと思って、これからの道が非常に楽しみですね。

プライベートについて言及は…?

(若狭キャスター)
フィギュアスケートの選手のセカンドキャリアというのは一体どんなものがあるんでしょうか?

(大石アンカーマン)
色々と調べてみたんですけれども、例えばプロスケーターになったり、表現力が豊かですから俳優になったりタレントになったりキャスターをやったり、後輩を指導するコーチや振付師になったり、これらを兼務している人もいます。

私は、こんなことを期待しています。実は引退した後に現役復帰したり転向した人がいるんですね。例えば織田信成選手ですと、26歳で引退して35歳でシングルに復帰していますし、高橋大輔選手は28歳で引退して32歳で復帰、その後にアイスダンスに転向して引退しました。

宇野選手は、まだ26歳です。「あるのかな」と思っています。

(若狭キャスター)
時間をおいた後に、“銀盤”に競技者として復帰というのはありえますよね。

(大石アンカーマン)
探し物が見つからなくて、やり残したものがあった、もしかしたらこれかなって。

(若狭キャスター)
それも少し期待できますよね。
さらに気になるのは、プライベートに関する発言があったのかですね。

(山内アナ)
本田真凜さんが、ことし1月に引退会見を開いたときに「宇野さんとの交際は順調ですか?」という質問に対して「は、はい」と戸惑いながらも回答されたんですね。宇野選手は引退会見で、どうだったのかというと何も語りませんでした。

(若狭キャスター)
この辺りも温かく見守っていきたいと思います。第2の人生を大いに期待しております。応援しております。

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