■プロ野球 西武 2-1 楽天(11日、ベルーナドーム)
西武のドラフト6位ルーキー・村田怜音(22)が6番・DHでスタメン出場し、2回の第1打席に待望のプロ初ヒットを放った。
1m96cm、115㎏と規格外の体型で三重県伊勢市の皇學館大出身であることから“伊勢のラオウ”の異名を持つ村田。
この日は1点リードの2回、先頭でプロ初打席に立ち、楽天先発・内の初球ストレートを弾き返し、レフト前に落ちるポテンヒットを放った。第2打席は遊ゴロ、第3打席は空振り三振だった。
昨日の夜にスタメンを告げられたという村田は、試合後に「心の準備はしてたんで、絶対打ちたいなと思っていきました。ピッチャーの球のレベルもファームと1軍でこんなに違うのかと思って」と1軍デビューを振り返った。
今年1月の入寮の際には、高校時代からこだわり続ける丸刈り姿で登場し、ポリシーを貫くための必需品“バリカン”を持参してきた。大学の後輩からもらったという村田は「髪の毛は野球において僕は必要ないと思っているので、邪魔にならないようにできるだけ短くしている。こっちの方が逆にインパクトが残るみたいな気持ちも」とヘアスタイルのこだわりも明かしていた。
バリカンの使用頻度は「3週間に1回ぐらい」と話す村田は、「こうやってせっかく呼んでいただいたからには何が何でもチームに貢献したい」と意気込んだ。
西武では先発ローテーションを担う髙橋光成(27)率いる「チームロン毛」が話題だが、「チームショート」結成の日も近いかもしれない。成長著しい22歳、未完の大器に期待が高まる。
■村田 怜音(むらた・れおん)
2001年8月4日生まれ。196センチ、115キロ 。右投げ右打ち。三重県松阪市出身。三重県立相可高~皇学館大から2024年ドラフト6位で西武ライオンズに入団。入寮の際にはバリカンを持参。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。