2024年夏に開かれる、パリオリンピック男子水球日本代表の荻原大地選手が、8日、鹿児島市の母校で、後輩たちに夢を持つことの大切さを語りました。

前原竜二アナウンサー
「大きな拍手に包まれて、今、荻原大地選手が入場してきました」

母校、鹿児島南高校の全校生徒、約940人に迎えられたのは、パリオリンピック男子水球日本代表、荻原大地選手です。

荻原選手は鹿児島市出身の21歳で、高校2年生の時にはエースとしてチームをインターハイ、国体の優勝に導きました。

現在は、インカレ26連覇中の日本体育大学の4年生で、キャプテンを務めています。

大学2年生の時に日本代表に選ばれ、今回が初めてのオリンピック挑戦です。

そんな荻原選手は後輩たちに夢を持つ大切さについて語りました。


パリ五輪男子水球日本代表・荻原選手
「自分が夢を持っているということを伝えると、ばかにしてくる人もいるでしょうし、発言することも難しいですけど、夢を口にするようにしてください。僕も高校卒業して日本体育大学に行こうと決めた時に、『絶対オリンピックに出てやろう』と決めた目標があって、夢を強く持っていたおかげで僕は諦めずに頑張ってこられた。皆さんも夢を強く持って頑張っていってほしいと思います。私も(オリンピックでは)強い目標を持って頑張りますので、皆さんも頑張ってください」

バレー部男子生徒
「荻原選手に勇気をもらって、自分はバレー部だけど頑張ろうと思った」

柔道部女子生徒
「まだインターハイや全国大会に行ったことがないので、今インターハイ目指して頑張っているんですが、その夢をかなえられるように頑張りたい」

水球部・簗瀬亮冴キャプテン
「荻原選手は憧れだったのでかっこよかった。僕もオリンピックに出られるように頑張りたいと思った。」

パリオリンピックの活躍を願って後輩たちから花束を手渡された荻原選手。より気持ちを引き締めているようでした。

パリ五輪男子水球日本代表・荻原選手
「初めて生で応援を受けて、僕自身も頑張らなきゃいけないと、より気合いが入ったというか、オリンピックで絶対活躍してやろうと思った」

ふるさと鹿児島のパワーをもらった荻原選手。今後は海外での合宿などを経てオリンピックに臨みます。

水球男子日本代表の初戦は7月28日、セルビアと対戦します。

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