■MLB カブス-パドレス(日本時間8日 イリノイ州シカゴ、リグリー・フィールド)

カブスの今永昇太(30)が本拠地でのパドレス戦で先発し、8回途中で降板。デビューから無傷の6連勝に向け、7回まで無失点の快投をみせたが、1点リードの8回にプロファーに逆転の2ランを浴びた。

前回2日のメッツ戦ではメジャー自身最長の7回87球を投げて、3安打無失点、奪三振7の快投で防御率0.78。規定投球回数もクリアし、防御率でリーグトップ、勝利数もトップタイの5勝目を手にした。

立ち上がりは先頭打者を遊ゴロに抑えると、2番のタティスにストレートの四球を許したが、3番のクロネンワースを左飛、4番・マチャドを150キロの直球で空振り三振に仕留めた。

2回は1死からヒットを許したが後続を外野フライに打ち取り、3回は先頭から中飛、三ゴロに抑え、最後は初回に四球を与えたタティスをスプリットで空振り三振に仕留め、3者凡退。ここまで36球、全てストレートとスプリットでパドレス打線を封じた。

4回からはスライダーも織り交ぜ、クロネンワース、マチャドを連続の空振り三振。ボガーツを中飛で抑え安定したピッチング。

今永を援護したい打線はパドレス先発・バスケスに序盤は抑えられていたが、4回に肋骨骨折から復帰のベリンジャー(28)が6号ソロ本塁打を放ち、均衡を破る先制点を挙げた。

勝利投手の権利がかかる5回の今永は、2死でアソカルにヒットを許すと、続くヒガシオカに特大ファールを打たれ一瞬ヒヤリとしたが、最後はスプリットの空振り三振で切り抜け、マウンド上で吠えた。

6回は3巡目で1番・プロファーを右飛に抑えたが、連続安打で一・二塁のピンチに。続く4番・マチャドはファールフライに打ち取ったかという打球を、一塁手ブッシュと捕手のアマヤが衝突してまさかの落球。だが今永は落ち着きを保ち、マチャドをストレートで空振り三振、続くボガーツはスプリットで空振り三振に仕留めた。ここまで82球。

7回のマウンドにも上がった今永は、ソラノを三ゴロ、キムハソンを左飛。5回にヒットを許したアソカルは三ゴロで、サードのモレルが一塁悪送球も一・ニ塁間の挟殺プレーで3アウト。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。