■MLB カブス 3ー6 パドレス(日本時間7日、イリノイ州シカゴ、リグリー・フィールド)

パドレスのダルビッシュ有(37)が7日(日本時間)、敵地でのカブス戦に登板。5回、83球を投げて、被安打3、奪三振5、四死球1、失点0、防御率は2.94。今季2勝目を挙げて、日米通算200勝まであと2勝に迫った。

「前回よりコントロールがあんまり良くなかったですけど、力はありましたし、体も前回に比べて元気だったので、結果につながって良かったと思います」と振りかえり「今日思い切ってメカニクス(投球フォーム)を一気に変えたので、それによって球速というか力はあったと思うんですけど、ちょっとリリースのタイミングが合わなくて、フォーシームのムーブメントとかそういうのがあんまり良くなかったので、そういうところも改善していければいいなっていう風に思いますね」と前回登板から変えた部分も口にした。

メカニクス(投球フォーム)を変えた理由については「体のストレンクスとかそういうのに比べて、球速がやっぱり出ない時が今年は多いっていうことだったので、もう一回、自分のフォームを見直して、過去どういうフォームで投げてたとか、どういうドリルをやってたとか、ちゃんと見返して、本ももう一回読み直したりとか、そういうので変えました」とベテランが飽くなき向上心で成長を遂げている。

「前回のことをずっとやってても捕まるだけなので、結果とかじゃなくて、ちゃんと自分の、どれぐらいがいいレベルなのかっていうのを理解した上で、そこをちゃんと求めるっていうのが、すごく大事なので思い切って変えました」とフォームを変えた理由を明かしてくれた。

さらに投げる位置も変更「IL(負傷者リスト)から帰ってきた日に、思い切って(足の位置をピッチャープレートの)三塁側に行こうと思って、やっぱりその速いスライダー、小さいスライダーを投げたいので、それを(プレートの)真ん中の方から投げてしまうと、アングル的にちょっとバッターからしたら見えやすい。あんまり横曲がりしないスライダーなので、角度があった方がバッターが嫌っていうのと、ツーシーム投げたら余計開くので、そういうところでやりましたね」と復帰登板から2試合で10回を無失点と好投を続けている要因を語った。

「自分の中ではかなり大きくフォームを変えた中で、それなりにいいピッチングができたので、それはすごく自信になりますし、また中5日あると思うので、この間にもう一回メカニクスを、もうちょっとこういいものに、というかコンシスタントにやっていきたいと思いますね」と次回の登板に向け気持ちを切り替えていた。

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