パリオリンピックからの新種目となる、セーリングの男女混合470級。兵庫県出身の吉岡美帆選手と、岡田奎樹選手のペアが日本代表に内定し、金メダルに向けて意気込みを語りました。


日本セーリング界のエース、岡田奎樹選手と兵庫県出身の吉岡美帆選手。
先週、パリオリンピックの代表選考会となったスペインでの国際大会で、日本勢トップの9位に入り代表に内定しました。

【吉岡美帆選手】「ほっとした気持ちとうれしい気持ちと両方あります。(代表選考で)接戦の中で勝ち抜けたということは自信になりましたし、今後、オリンピックに向けて、より一層がんばろうと」

小型のヨットで、決められたコースを進み、その順位を競うセーリング。1900年の第2回パリオリンピックから始まった歴史ある競技です。そのセーリングを高校から始め、関西の強豪・立命館大学で腕をみがいた吉岡選手。

初めて出場したリオデジャネイロオリンピックでは5位に入賞しますが、メダルが期待された東京オリンピックでは7位でした。パリから新たな種目となる男女混合470級での金メダルを目指して、岡田選手とチームを結成しました。


2人は去年8月の世界選手権で優勝。
代表選考会となった3月の世界選手権でも3位、そして先週の大会でも9位となったことで代表に内定しました。

【岡田奎樹選手】「代表に決まったことは、とてもうれしく思っていますし、オリンピックに向けて、もう一度緊張度を高めていかないといけないので、これを機に次もがんばるぞという気持ちも同時に沸いています」

【吉岡美帆選手】「目標は金メダルをとること、そこに向けて技術やスピードを上げるのはもちろんですけど、一つ一つ目標を明確にして、ステップアップして、強い覚悟を持ってオリンピックに臨みたい」

2人は今後、フランスのマルセイユなどで練習を行う予定で、パリで日本セーリング界悲願の金メダルが期待されます。


(関西テレビ「newsランナー」4月11日放送)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。