■MLB レッドソックス1-3ジャイアンツ(日本時間3日、ボストン・フェンウェイパーク)

日本時間4月28日にメジャー昇格したレッドソックスの上沢直之(30)が3日、ジャイアンツ戦に登板。1対3と2点のリードを許している場面でメジャー初マウンドに上がった。上沢は8回と9回を投げ無安打、無失点、1奪三振と完璧な投球でメジャーデビューを果たした。

5番手として8回表からマウンドに上がった上沢。先頭バッターを三邪飛に打ち取ると、3番・フローレンスを三飛、4番・コンフォートは空振り三振に切って取りジャイアンツ打線を三者凡退に抑えた。

9回も打者3人を全てスプリットで内野ゴロに打ち取り、三者凡退に抑えた上沢。2回を投げ無安打無失点1奪三振。1人の走者も許さない完璧な投球でメジャーデビューを飾った。上沢に勝敗はつかず、試合は1対3で敗れチームの連勝は4で止まった。

上沢は「すごく興奮しましたし、(マウンドに)上がってみたらすごく不思議な感覚に陥ったので、緊張するよなとか思いながら投げたし、本当にすごく素敵な経験だったと思います」とメジャー初登板を振り返った。

上沢は日本ハムからポスティングシステムを利用してレイズとマイナー契約を結び、招待選手としてキャンプに参加。オープン戦は4試合に登板し0勝1敗、防御率13.03だった。レイズからマイナーへの合流通達を受け、開幕直前に金銭トレードでレッドソックスに移籍した。

多くの苦労を経てのメジャーデビューに「色々スプリングトレーニングからあったので、なんかもう楽しまなきゃキツいなと思って」と話した上沢。「アメリカにいる間は楽しんで野球をやることを選手から教えてもらっている感じもするし、そういうのを大切にしていきたい」とチームメートへの感謝も口にした。

次回の登板へ向けては「こういう展開から投げることもこれからも続くと思うし、その中でしっかり仕事をすることがチームの勝ちに繋がることだと思うので、任された役割をしっかり全うできるように準備して行きたい」と意気込みを語った。

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