■MLB ダイヤモンドバックス 4×ー3(延長10回) ドジャース(日本時間1日、アリゾナ州フェニックス、チェイス・フィールド)

ドジャース・大谷翔平(29)が1日(日本時間)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で先発出場し、4打数1安打3三振、打率は341から.338に。今季初の1試合3三振となった。ドジャースは連勝で敵地での9連戦3カード全てに勝ち越しを決めた。

前日4月30日(同)は全打席左腕と対戦し、5試合ぶりにマルチヒットをマークした大谷、この日は気温33℃、湿度20%と乾燥したコンディション。試合前にはネットに蜂の大群が集まり、試合開始が約1時間55分遅れるアクシデント。大谷はベンチに座り、笑顔を見せて試合開始を待っていた。

ダイヤモンドバックスは始球式を急遽行い、蜂の大群を駆除してくれた方にお願いする粋な演出を行い、試合開始を待っていた多くのファンも大歓声を挙げていた。

ダイヤモンドバックスの先発は左腕のJ.モンゴメリー(31)の予定だったが試合開始が遅れたため、先発のマウンドには左腕のB.ヒューズ(28)が立った。蜂の巣は日本では“縁起の良いシンボル”と言われているが、1回の第1打席、フルカウントから高めのスライダーに体勢を崩されながらもセンター前へ弾き返し、2試合連続ヒットをマークした。

先頭打者で迎えた4回、第2打席、ダイヤモンドバックス2人目B.ジャービス(26)と対戦。カウント1-0からど真ん中の甘いストレートを見逃してストライク。3球目は外角低め厳しいコースのチェンジアップを見逃しストライク。カウント1-2と追い込まれると4球目、真ん中のカットボールにバットを振る素振りも見せずに見逃し三振に倒れた。

0対1とリードされた5回、1死満塁で第2打席、ダイヤモンドバックスは4人目、左腕のJ.マンティプリー(33)。前日30日(同)には2回、1死満塁でセカンドゴロ併殺打に打ち取られていた。2日連続で同じ状況を迎えるとカウント0-1からマンティプリーがワイルドピッチ。大谷は「ヘイ!ゴー!ゴー!ゴー!」と3塁走者のA.パヘス(23)に大きな声で指示を出し、同点のホームに招いた。1死二、三塁と追加点のチャンスにフルカウントから外角低めのシンカーに空振り三振。またもチャンスで凡退。得点圏打率は37打数7安打で打率は.189。

7回の第4打席はダイヤモンドバックス5人目、変則右腕のR.トンプソン(31)と対戦。1球目、内角低めのシンカーを豪快に空振り、この打席は1球目からバットを出していった。カウント2-2から最後は高めのシンカーに空振り三振。5球全てシンカーで打ち取られた。大谷は4打数1安打3三振、打率は.338。今季初となる1試合3三振となった。

ドジャースは8回、同点に追いつかれると2対2で延長戦へ。10回、無死一、二塁で大谷の第5打席、ダイヤモンドバックス7人目、ヤクルトで活躍したS.マクガフ(34)と対戦。コントロールが定まらず、カウント3-1となると外角高めのストレートを引っ掛けてセカンドゴロ。このチャンスにも1本が出なかった。それでもドジャースは1死満塁のチャンスを作り、4番・W.スミス(29)がレフトへ犠牲フライを放ち、3対2とリードした。しかし、その裏、4番・C.ウォーカー(33)にレフトスタンドへ、この日2本目となるアーチは逆転サヨナラツーラン。ドジャースは今季初のサヨナラ負けとなった。明日は山本由伸(25)が登板予定。

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