■MLB パドレス 6ー4 レッズ(日本時間1日、カリフォルニア州サンディエゴ、ペトコ・パーク)

パドレスのダルビッシュ有(37)が1日(日本時間)、本拠地でのレッズ戦に先発。5回、70球を投げて被安打3、奪三振3、四死球0、失点0。ダルビッシュは今季6試合目でシーズン初勝利、日米通算200勝まであと3勝に迫った。6対4と2点差の7回途中から松井裕樹(28)が登板。1回2/3を被安打0、奪三振2、四死球0、失点0と1回2/3をパーフェクトリリーフ。

ダルビッシュは4月15日(同)のドジャース戦後に首の張りを訴え、15日間の負傷者リスト入り。そして、最短の15日間でチームに合流、今季6試合目で初勝利を狙う相手はナ・リーグ中地区3位のレッズ。ダルビッシュは立ち上がり1死から迎えるは2番・E.デラクルーズ(22)。開幕から29試合で8本塁打、18盗塁と昨季MVPのアクーニャJr.(26、ブレーブス)が達成した「シーズン41本塁打、73盗塁」を上回る勢いと絶好調。カウント1-2と追い込むと3球目は外角低めにスプリット。絶妙なコントロールで見逃し三振と立ち上がりは3者凡退に抑えた。

2回は先頭打者をシンカーで詰まらせサードゴロ。2死を奪うと6番・S.エスピナル(29)には1-2と追い込み内角高め、顔の近くに153キロのストレート。体をのけ反らせると、最後は外角高めにスライダーと冷静な配球で空振り三振を奪った。

3回には先頭打者にヒットを許し、1死一塁の場面で9番・S.フェアチャイルド(28)。カウント1-2と追い込むと、ダルビッシュはマウンド上でポケットから打者の傾向が書かれているメモを確認。4球目のスライダーを引っ掛けさせサードゴロに打ち取ったが、併殺打は奪えなかった。その後、ヒットを浴び、2死二、三塁のピンチで2番・デラクルーズ。要注意打者との対戦にダルビッシュも4種類の球種を使い、フルカウント。最後はスライダーを引っ掛けさせてファーストゴロ。ダルビッシュはグラブを叩きガッツポーズを見せた。

その裏、パドレスは1死から二塁のチャンスで3番・J.クロネンワース(30)がライト前へタイムリー、ダルビッシュに先制点をプレゼントした。点を奪ってもらった直後の4回は3者凡退に抑え、ベテランらしい投球術を見せた。

勝ち投手の権利のかかる5回も落ち着いたピッチング。右打者へのシンカーで詰まらせて内野ゴロを打たせる投球でこのイニングも無失点に抑えた。その裏、パドレスは1死満塁のチャンスで4番・M.マチャド(31)が左中間へ走者一掃のタイムリースリーベースなどで4得点。5対0と大きくリードした。

復帰登板となったダルビッシュは5回、70球を投げて、被安打3、奪三振3、四死球0、失点0、勝ち投手の権利を得て中継ぎ陣に後を託した。

6対4と2点差に迫られると7回1死から松井裕樹(28)がマウンドへ。1番・W.ベンソン(25)を追い込むとスライダーで空振り三振、2番・好調なデラクルーズもスプリットでセンターフライとレッズ打線の勢いを止めた。

8回のマウンドにも松井が上がり、先頭の3番・S.スティーア(26)をスプリットで空振り三振、4番・J.インディア(27)もスプリットでピッチャーゴロ、5番・N.マティーニ(33)はスライダーでピッチャーゴロと1回2/3をパーフェクトリリーフ。

最終回はソフトバンク。阪神で活躍したR.スアレス(33)が締めて、リーグトップに立つ今季10セーブ目、パドレスが勝利し、連敗を5で止めると共にダルビッシュは今季6試合目にしてシーズン初勝利、日米通算200勝まであと3勝に迫った。

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